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特産品ができるまで

下北春まな栽培記 その2

更新日:2012年2月 1日

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【6】移植(2011/10/10)

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こんなに大きくなった苗

さて、種まきから一ヶ月たった畑はどうなったでしょう。

もみ殻の中にまばらに生えていた双葉は・・・

実はこんなに大きくなるんです!!

この所狭しと育っている苗を間引いて、

隣にある何も植えていない畝に移植します。

こうすることで、「下北春まな」の柔らかさと

美味しさが増すのだそうです。

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苗の移植。
しおれやすいので手早さが大切

畝に横筋をつけて、その「谷」の部分に

苗を定植してゆきます。

「山」を残しておくのは、土が足りなくなったとき

根本にかけてやれるから。

苗と苗の間隔を広くとっているのは、

狭くすると茎ばかり長いヒョロリとした

葉になってしまうからです。

「めはり寿司」に使えるような大きな葉っぱに育てるためには、

地面にベタッと広がって育つよう、

間隔を開けて植えないといけないのです。

ちょっとぜいたくな菜っ葉ですね。

植え替えたばかりのかわいい苗。

雨の度にこれからぐんぐんと大きくなってゆきます。

【7】シシ除け (2011/10/10)

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「草上の昼食」!?

さてと、作業の中で一番楽しみなのがランチタイム。

隣の休耕田との境目にある柿の木の下で

「草上の昼食」です。

ここはもともと広い休耕田だったところ。

そのうち1反歩を「下北春まな」畑にし、

残りは草ぼうぼうのまま放置してあります。

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立派なにんにくでした。

この草地が大切なんですって。

これを刈ってしまうと、虫が一気に春まなを食べにくる。

雑草にも重要な役目があるのです。

お昼のあとはちょっといっぷく。

でも手は休めません。

とても美味しそうな真っ白なにんにくを、一片ずつはがしてゆきます。

この強烈なにおいをイノシシが嫌うため。

このにんにくをどうするかと言うと・・・

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イノシシ除けのにんにくを畑のまわりにずらり!

こんな風に畑の周りにぐるっと植えてゆくのです。

これでイノシシが「下北春まな」を食べに

こなければよいのですが・・・。

イノシシよけの電気柵とにんにくパワーで撃退です!

最後に草が生い茂る部分にシートを張って草が生えないようにします。

雑草が電気柵に触れると、そこから漏電してしまうからです。

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気柵と除草シート

こうして手間暇かけた「下北春まな」づくりの一日が終了。

でも全ての苗を移植することができず、

作業は翌日に持ち越されました。

他の村にもってゆくと、温度や湿度の違いのためか

まるで違う形状になってしまうため、

下北山村でしか栽培できないという「下北春まな」。

霜が降りるたびに肉厚で甘みが増してゆきます。

本格的な収穫は、来年2月ごろの予定です。

【8】大きくなりました (2011/11/8)

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苗を移植して一ヶ月たった「下北春まな」

9月半ばに種を播き、10月10日に移植した「下北春まな」。

順調に生育してこんなに大きくなりました。

辺りは一面緑の海のようです!

冬の霜に当てることで、肉厚で甘みのある菜っ葉になるのですが、

間引きをしてお浸しにしたり、茹でた葉で炊き立てごはんを包んだ

「めはり寿司」にしてもおいしいんですよ!

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芽を出したニンニクの列

ちなみにこちらはイノシシ除けのニンニク。

効果があるのか、一応電気柵で囲まれた畑は、

野生動物のエサ場にはなっていませんが・・・。

【9】収穫しました! (2011/12/1)

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ずらりと並んだみすみずしい「下北春まな」

9月半ばに種を播いた「下北春まな」が

すっかり大きくなりました。

冬型の気圧配置が日本列島を覆ったとき、

何度か霜が降りたので

甘みもグッと増してきました。

そこでこの日は前日に収穫した280キロの

下北春まな」を、皆で手分けしてひたすら洗い続けました。

下北春まな」は大きなものだと、

1株200グラムほどの重量になります。

食べごたえがありますよ~!

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ひとつずつ丁寧に洗われます

最初はぬるま湯で根本や葉の土を丁寧にとりのぞき、

次は山の冷水でキュッと引き締めます。

実はアクがほとんどない「下北春まな」は、このまま容器に入れて

レンジにかけるだけで、とってもおいしく食べられるのです。

刻んで塩昆布と混ぜるとすぐに夕食の一品が出来上がり!

でも今日の「下北春まな」は乾燥させて粉末にするためのもの。

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袋詰めされた「下北春まな」

これから粉にするための工房に運びます。

少しほろ苦さのある緑の「まな粉」は、

うどんやそうめん、スイーツ、

青汁に使われる予定なんですよ!

【10】霜がたっぷり降りました!(2011/12/12)

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びっしりと白い霜におおわれた「下北春まな」

朝の気温がマイナス1度まで冷え込んだ12日、

下北春まな」は真っ白な霜で覆われていました。

下北山村は標高が300mほどありますので、

紀伊半島の南部ではありますが放射冷却の朝は

氷点下まで気温が下が

ります。

そんな朝は「下北春まな」に霜がびっしり!

でも葉が肉厚なので、多少の霜にはびくともしません。

細かい霜柱をサクサク踏みながら畑に入りました。

霜で覆われた葉っぱに服が触れるたびにシャリシャリという音がします。

まだ小さな株には細かい塩のような霜が。

また大きく成長した株には、長さ1センチほどの霜がついています。

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細かい霜のついたまだ幼い株 一番立派な霜がついていた株

大きい株ほど蒸散作用が活発だからなのでしょうか、

見事な「霜御殿」のようになった株もありました。

こうして寒さに耐えることによって、

下北春まな」は肉厚で甘~い

鍋物にぴったりの野菜になるのです。

あ、でも葉はほろ苦なんです。

糖度が高くてトウモロコシみたいに甘いのは茎の部分なんですよ!


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