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大和野菜「下北春まな」 奈良テレビ取材 めはり寿司編
更新日:2012年02月22日
大和野菜「下北春まな」 奈良テレビ取材
めはり寿司編 奈良テレビ放送の取材がありました 「めはり寿司」編
(まだ温かい、作りたてのめはり寿司)
2012年2月21日、
奈良テレビ放送による取材がありました。
親の代、おそらく明治時代から下北春まなを栽培し、
純粋種の種を村じゅうの人たちに分けてきた
春まなづくりの第一人者のお宅におじゃまし、
「めはり寿司」作りを習いました。
(真空パックに入れて冷凍保存されている春まな漬け)
下北春まなは昔から各家庭の庭先で作られてきました。
そして収穫したあとはそれぞれの家で、
漬物作りが行われてきました。
まだ緑が鮮やかな「浅漬け」が好きな人や、
葉が黄色みがかるほどじっくりと漬け、
独特の風味が出た「古漬け」しか食べない人まで、
人によって好みはまちまち。
春まな漬けはまさしく「おふくろの味」なのですが、
この日は真空パックに入っている
浅漬けを使いました。
まず袋から出した下北春まな漬けをよく洗い、
茎の部分を切り落として
葉を丁寧に広げます。
これをトレーに移し、
一枚ずつめくりながらにポン酢を振りかけ、
上から手で押さえます。
味をしみこませるためです。
次に切り落とした茎の部分を
細かく刻んでご飯に混ぜ込みます。
これだけでもおいしそうな「春まな飯」ですね。
これに鮭や梅干、昆布などを入れたら、
もうほかにおかずは何もいらないことでしょう。
この「春まな飯」を軽く握って大きさを整え、
広げた葉の上に置き、
まるで風呂敷で包むようにくるむと
瞬く間に「めはり寿司」の出来上がり。
ご飯を固くにぎらず、
ふんわり作るのがコツなのだそうです。
なれてくるとおにぎりをつくらず、
葉の上に直接しゃもじでご飯をのせて
ササッと巻いてしまうそうです。
「めはり寿司」作りに挑戦する
アナウンサーの川添伊代さん。
何個か作るうちにコツを覚え、
すぐに上手に作れるようになりました。
地元でしか食べられない、「春まな寿司」編
次に作ってもらったのが、
地元で「春まな寿司」と呼ばれているもの。
収穫したての下北春まなをさっと湯がいて
鯖やシーチキンをまぜた甘めの味噌を塗ります。
この味噌も実は「おふくろの味」。
家によって甘味噌にしたり酢味噌にしたり
唐辛子を入れたりとアレコレ工夫します。
それにホカホカごはんをのせて
めはりと同じようにくるみます。
寿司の上に余った味噌を乗せて
あっという間に「春まな寿司」の出来上がり。
下北春まなの甘さが引き立ち、
何個でも食べられるおいしさです。
夕食のおかずに困ったとき、
畑から一株引き抜いてきて
「春まな寿司」を作れば、
立派なおかず兼主食になるそう。
村ならではの食べ方なのです。
下北春まなは、冬の間は
きなり館の売店に並ぶこともあります。
もしタイミングよく生の下北春まなに遭遇したら、
ぜひこの「春まな寿司」を作ってみてください。
青野菜の苦手な子供でも、
春まな寿司だと喜んで食べるそうです。
「めはり寿司」や「春まな寿司」は、
こんな素敵な夕食の一品にもなるんですよ。
ちなみに2012年2月24日夕方18:00~19:00、
奈良テレビ放送の情報番組「ゆうドキッ!」では
川添アナウンサーが作っためはり寿司を、
「まなロール」など他の「春まなスイーツ」といっしょに
スタジオで他のアナウンサーたちが試食してくれました!